どうしても、一冊だけオススメしたいな、と思っている本があるんですよね。
片付け本とかじゃなくて、思考の方で。
ミニマリストとか、断捨離とかは、この際、忘れてもらった方がいいです。
私は、この本の内容は全ての人に向けて意味のあることばかりである。
そう考えています。
紹介する本は「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」
昨年、2014年に発売された本です。
書店に足をそこそこ足を向ける方は見たことがあるかもしれない本ですね。
ぐちゃぐちゃした黒い線とスッキリした丸い黒線の中に「essentials」と書かれた表紙が目印になっている本。
この本を私はオススメしたいな、と前々から思っていたんですよね。
どうして、この本をひびちよが勧めるのか
「必要の無い事を止めて、自分に必要な事をやろう」
結構、意訳が入っていますけれど、こんな感じ。
要は「無駄に力を分散させるより、一つの事に対して力を込めた方が物事は成功する」ということ。
思い返して欲しいのですが、自分の意識って常にあっちへ行き、こっちへ行き、ふらふらしていますよね。
そんなフラフラしていると、自分のやりたいこと、やるべきことに力を注げなくなって、全てが中途半端になる経験をしているはずです。
私も、実際に今でもフラフラして上手く行かないな。
そう思うことがあるくらいですから。
そういった人に対してのアプローチ法が、実際に作者が担当したいくつもの実例を元に、わかりやすく、そしてハッキリと書かれている。
それが私がオススメしたい理由です。
⇒ミニマリストとシンプリストの意味と決定的な違いを述べてみた
本で主張する内容は一貫してたった一つ
「より少なく、しかしより良く」
たったこれだけです。
どうしたら、最小限の力で最大限のパフォーマンスを引き出せるのか。
そして、その中で出てくる雑念、誘惑などのノイズを切り捨てて行く方法が、実例と共に著者の言葉で載せてあります。
つまり、この本には「本質を見抜く力」を鍛えろ。
そういった意味が込められているんですよね。
⇒ミニマリストが『意識高い系』とバカにされる理由を考えてみた
どういう人に読んで欲しいのか
例えば、仕事に追われている人。
常に忙しく働いているのに、結果が出ない。
そんな人に対しては、このエッセンシャル思考の本を読むと、かなり納得ができると思います。
他には取捨選択が上手く出来ない人。
あれも、これも全部が大事なんだけれど、どれが本当に大事かわからなくなっている。
誰しもこういった事を心に抱えているはず。
そんな人に対して、手放す方法、断り方、自分で選ぶ力を取り戻すコツが書かれているので、をしたらいいのかわからない。
そういう人が読むと、自信を取り戻せると思います。
ミニマリストや断捨離の人は共感するはず
「より少なく、しかしより良く」
この言葉はミニマリストと断捨離を行う人は必ず共感する内容だと思っています。
事実、自分の必要な物以外はいらない。
そんな考え方をしているのが上記の思考を持っている人たちですからね。
ただ、勘違いして欲しくないのは手段が目的に入れ替わってしまうこと。
捨てることが目的なのではなく、あくまでも物を捨てる、減らすのは手段で、自分が生きやすい、やりやすい環境、人生を作り上げる、成し遂げる為の選択方法である。
ということを覚えておいてください。
手段と目的を履き違えるとこうなります。
私は、こうなって欲しいために、この本を取り上げたわけではありませんから。
これは、手段と目的が入れ違ったパターン。
こんなのは、賢い人がやることではありません。
気を付けてくださいね。
まとめ
「自分にとって本当に大切な物・事とは何か」
それを問うのがこの本の良いところです。
「今」だけでもいいし、「これから」でも良い。
人生でずっと使っていける思考を学べるのがこの「エッセンシャル思考」という本。
この本に出会ったことで、自分がやるべき選択方法が明確になったし、より物事の本質を考えられるようになりました。
だから、今でも手元に残してあります。
⇒ミニマリストは本棚を処分すべき?収納時に困ったりしないのか
もし、自分が進むべき道がわからない。
煩雑な毎日で時間が削られていく。
そう思うのであれば、読んでみてください。
きっと、読み終わった時には頭の中の霧が晴れ、スッキリとした思考を手に入れられているはず。
ごちゃごちゃしたことから抜け出したい!
そう思っている方は、ぜひ読んでみてくださいね。
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